雑談という社交性スキルを入手せよ!

雑談という社交性スキルを入手せよ!

雑談 - これを不得意とする人は割と多いと思います。

かく言う私もその1人です。

お客さんなどの仕事関係で、あまり顔なじみでない方(とくに役職の高い方)と、突然エレベータで2人きり・・・
ちょっと離れている面識のあまりない近所の方と、バス停でばったり・・・

突然何を話せばいいのか分からないですが、会話がない空気感も避けたいし、こまった気分になってしまいます。

誰とでも「用事」や「用件」があれば、問題なく会話もできるし意思疎通もできます。
しかし「用件」のないシーンで、どうコミュニケーションすればいいのかが分からない感じになります。

雑談

そもそも「雑談」とか「コミュニケーション」って何なんだろうか。
できたに越したことはないけど、出来るべきなのか?出来なくともいいのか?
そもそも「雑談」って必要なものなのか?

明治大学文学部教授 斎藤 孝氏の「雑談力が上がる話し方」にはこう書かれています。

雑談から透けて見えるのは、その人の育ちの良さ。もちろん、いわゆる育ちが良いというのは、家柄がよいということではなく、人間関係に恵まれて明るく育っているという意味です。
(雑談力が上がる話し方, 斎藤孝,ダイヤモンド社)

そんなこと言われても、気付いたころには他人と比べて「社交性が低い」状態になっていたのだし、どうしましょう、という感じです。

同著には、

・雑談に意味や目的はない!急に始まり、急に終わって良い会話だ
・雑談は「あいさつ+α」で30秒でよい
・雑談にただ一つルールがあるとすれば、別れ際の後味の悪さは回避せよ
・相手にどう思われるか心配・恥ずかしいという思いは、突き詰めれば自意識過剰

などなど「雑談」を行う上での戦術的方法が書かれており、大変参考になりました。私も1人のビジネスパーソンとして、そして良識のある大人として、この部分は改善せねばと、意識して改善してきました。

ただ、そんな「雑談」はなぜ存在するのか?といった、世間一般の良き大人たちは考えも感じもしない疑問がずっと頭にあったことで、ふと、「雑談」つまり「意味のあまりないコミュニケーション」の本質がなんとなくわかってきた気がしてきたのです。
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自己の存在価値 -「ありのままの自分になる」のは是か非か-

記事ジャンル:仕事観・動機付け

自己の存在価値 -「ありのままの自分になる」のは是か非か-

最近いろいろと仕事環境も変わり、以前よりもやりたかったことに近付いている感触を得ています。
ですが、大昔から自分の中にあり、そして今も悩ましい課題もあります。

それは、

仕事面において、結局自分は何がしたいのか。もしくは自分の本来的な存在意義は何か。これが見つからない。

ということです。

自分で言うのもなんですが、私はどちらかと言えば器用貧乏のタイプで、なんでもこなせるけども、結局「これだ」という仕事の核みたいなものを見つけられていない状況です。

もちろん、やりたい方向性は大まかにはあって、その方向に進んでいます。しかし年齢を重ねるにつれ、何か人生に対するもっと大きな挑戦がしたいと思うことも多くなってきました。

私は仕事人間とまでは言わないですが、仕事が自分を表現する手段の8割~9割以上を占めている人間です。どんな仕事をするのか、どんな仕事に命を削っていくのか、それはそのまま「人生をどのように生きるのか」に直結しています。

こういった課題を解決すべく、以前からキャリア論やモチベーション論などもかなり研究し、自分に適用することで、悩みながらも前に進む事が出来ていたと思います。しかし、いつまでたっても前述の課題はスッキリとは解決しないのです。

しかし最近、ある思想を学ぶことで、もしかしたらこの課題が解決しそうな気がしてきたのです。
それは、「構造主義」です。
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信頼を得るには -課題志向と人間関係志向-

記事ジャンル:仕事観・動機付け

信頼を得るには

最近、信頼関係をどのように築いていくのか、という方法論について議論しました。

一般的に信頼とは、

「あの人なら望む成果を上げてくれるはず」と他人から期待され、仕事や用事を任されること

と定義してよいでしょう。信頼を得る方法は、大きく2つあります。

1つは他人に仕事や用事を依頼したり・依頼されたりしながら、その仕事ぶりや成果を見て、信頼を得ていく方法です。
「課題を解決する」ことを、相互に通じて信頼を構築する方法なので、課題志向の信頼構築と言えます。

もう1つは、人間関係を密に取ることで信頼を得ていく方法です。
飲みニケーションや雑談、個人的な関係性をベースに信頼を構築する方法なので、人間関係志向の信頼構築と言えます。

この2軸は、リーダーシップの2軸と合致しています。
リーダーシップも、コミュニティーの課題解決のために手腕を振るう「課題志向」のリーダーシップと、個人的な人間関係の構築で手腕を発揮する「人間関係志向」の2つの方法があります。この2軸は対極にあるので、両方とも得意、という人はまれで、どちらかの極に寄っていることがほとんどです。

で、極論かもしれませんが、私の意見は、

本当の信頼関係は、「仕事(用事)を依頼したりされたりしながら、その仕事ぶりや成果を見て構築されていく」しかなく、それ以外では構築は難しい

というものです。

この結論だけ聞くと極端でしょうか?

もしくは意見に賛同されるでしょうか?

さて、以下に理由を述べていきたいと思います。
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2つの仕事観のバランサー

記事ジャンル:仕事観・動機付け

2つの仕事観の極間動的平衡

最近、いろいろと思うところがあり、2つの仕事観のバランスを取ることがとても大切だと考えるようになりました。
2つの仕事観は対極にある概念ですが、しかし仕事を通じて調和できるという、不思議な関係にあるように思います。
(2つの仕事観は何かに記載されていたものではなく、自分で気付いたものです)

1つは、他人や周囲の期待に応えるために行動する仕事観です。
仕事をする以上、基本的にはクライアントの期待に応え、かつその期待を上回ることを目指すのだと思います。その結果、仕事の具体的な成果や信頼などを得ていく、というのが仕事の基本サイクルです。
「期待に応える仕事観」と呼びましょう。

もう1つの仕事観は、自分がしたいから行動する仕事観です。
いわゆる自己完結型の仕事の仕方で、他人からの評価はあまり重視しません。自己満足が基本であり、行動できたことそのものに満足します。
「自己完結型の仕事観」と呼びましょう。

さて上記の仕事観は、どちらもメリットとデメリット(という表現が適切なのかはわかりませんが)があります。
また、あなたはどちらの仕事観により近いスタンスで仕事をこなしているでしょうか?
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学問をすることの最大のメリットを発見!?

未知の内容を含む問題は、解決策すら思い浮かばない

先日のエントリ「知的体力」に関連するエントリを。

前回のエントリは、

自分にとって未知の領域を含む問題や課題に遭遇した時に、いかにすれば効率的に乗り越えられるか

を、自分の考えで述べたものである。

その中で「未知の知識をためらわずにインプットする」ことの重要性を述べた。
ガベージイン・ガベージアウトの法則に従えば、未知の問題に対応する際は、しっかりとインプット情報を取りこまないと、成果もお粗末になってしまう。

勉強しても忘れるから無駄?

このように、未知の問題を解決するには、新たな知識のインプットが欠かせない。

これを当方は勉強とか、学問をする、といったように呼ぶ。

ただ、学問をして問題解決につながったとしても、その内容は時間が経てば忘れてしまう。使い続けてなければ長期記憶に残らないからだ。これは誰にでも経験があるだろう。

だからといって学問をする、勉強することが無駄になることはないと思う。
そこに学問をすることの最大のメリットがある。
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知的体力

知的体力とは?

いつも参考にさせて頂いているブログ「タイムコンサルタントの日誌から」に、以下の内容が記載されていた。

コンサルタントに必要な頭の良さとは、分析力よりも、問題解決案を考える能力だというのも、重要な指摘だ。とくに、著者が『知的体力』と呼ぶ、(正解のない問題を)何時間でも何日でも考え続ける能力は、ほとんどの人が見落としている、大事なポイントだと思う。

知的体力、という言葉は初めて目にした(耳にした)が、たしかにこれは誰しもが持っているスキルではないと思う。

コンサルタントに必要な水準かどうかは別にしても、このように答えのなかなか出ない問題を何日も考え続ける、という体験なら当方にもかなり思い当たることがある。

ただし、当方がいつもぶち当たっている問題とは、

「世の中の誰が考えても解決が容易ではない問題」

ではなく、

「世の中のエキスパートが考えれば答えは比較的容易に出るが、自分にとっては未経験の分野・未知の分野を含む問題」

といった問題である。

自分にとっての未知の領域を含む問題の特徴

この問題は、自分にとっては未知の知識がある、つまりインプットすべき知識が不足している、ということが問題解決を難しくしている大きな要因になっている。しかし、だからといって知識さえあればいいわけではなく、その知識を応用することが実務ではたいてい求められるので、インプットすればすぐに答えが導けるものではない。知識をベースに応用する余地が残されている。

たとえば、自社の戦略の方向性を考えたり、自分たちのチームの抱える生産性低下という問題の原因分析と対策の検討を行ったり、ITシステムの設計において、未知の設計指向を採用しなければならない場合、といったような問題である。経営戦略については、経営管理・戦略論などのインプットが必要だし、生産性向上のためにはIEやオペレーション・マネジメント、プロジェクトマネジメントなどのインプットが必要になるだろう。

一般的なビジネスパーソンにとっては、こうした「自分の知らない領域を含む」問題のほうが、「誰が考えてもな答えが出にくい問題」よりは、日常的に遭遇しやすいだろう。

また半年や数年といった長いスパンでの解決が必要なものではなく、1週間~数カ月程度の比較的短いスパンで解決をしなければならないため、緊急性がやや高く、ほうっておいて忘れるに任せる、といったあいまいな態度では避けては通れない問題でもある。

なのでこうした問題へ対応しなければならない方々も多くいるのではないかと思う。

当方は、そういった問題に遭遇した時に、何日も考え続け、夢にも出てきて、あるときに不意に解決策を思いつく、といった経験は何度もしている。

だいたい共通しているのは、思いついた解決策は、ほんとうに「当たり前」のことのように感じる点だ。

初めからその解決策を提示されていれば、「あーなるほど」程度ですんなり理解できてしまうものである。もちろん、やや発想の転換が必要なものもあるが、それほど奇抜な解決策ではない。

ここでは、こうした当方の知的体力に関する経験から、「自分の知らない領域を含む問題」に遭遇した時に、どのようにすれば比較的効率的に問題解決ができるのかを振り返っまとめてみたい。
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宙づりの状態が、人間をタフにする

今回は当方メルマガ内の記事を転記します。
メルマガ⇒2013年向け情報処理試験プロマネ完全対策

宙づりの状態が、人間をタフにする

先日家事をしていると、テレビでNHKの「心の時代」が流れていました。
 
この番組は宗教家の方々がいろいろなお話をするというもので、NHKのサイトには、”どうにもならない壁にぶつかったとき、絶望の淵にたたされたとき・・・どう生きる道を見いだすのか。先人たちの知恵や体験に、じっくりと耳を傾ける番組です。”と書かれています。
 
 
私は過去にこの番組を見たこともないのですが、テレビのリモコンが遠くにあったのと、家事をしていたのでチャンネルを変えるのも面倒なので、そのままこの番組を流しっぱなしにしていました。
 
 
ただ、途中から番組内でお話をしている宗教家の話の内容に段々と興味を覚えるようになり、番組の後半くらいからじっと聞き入ってしまったのです。
 
なぜこんなに興味を覚えたのか、というと、ちょうど自分が抱える悩み?とまではいかなくとも、そういった「心に引っかかっている何か」への答えを語っていたからでした。この答えを聞いたとき、自然に「なるほどね!」と独り言をつぶやいてしまうほど、自分では納得をしてしまったのです。
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自分の強みを仕事に活かし仕事を楽しむ(その1)

●仕事を楽しむということ

現在、社内メンバの教育のためにカリキュラムを作成している。

カリキュラムのテーマ(名称)は、「自分の強みを仕事に活かし仕事を楽しむ」である。

これは常々自分が感じている、そして苦しんでもいるテーマである。

やはり自分の強みを活かした仕事をしたいし、その方が生産的でもあり、かつ精神衛生上もよろしいと思う。

たとえば自分だと、結合テストなどを延々と実施することが結構苦痛に感じてしまう。また、ソースを延々と調査してgrepした結果を1つ1つ確認するといった作業も苦痛に感じる。

機械的にこなせる仕事への耐性があまりにないのだろう。

しかし逆に創意工夫をしなければならない仕事に対しては、ワクワクして取り組むことができる。工夫をしたことがどのような結果になるのかを測定することも楽しみだし、そもそも工夫を考えること自体が好きである。

この課題への答えの1つは、自分の強みや価値を感じることを中心に仕事を構成できるよう、ジョブ・デザインを行うことである。
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キャリア・アンカー

●キャリア・アンカー

自分は常に「挑戦」を求めているということがようやく最近わかった。
というと格好がよいが、逆を言うと「飽きっぽい」「根性がない」ということにもなる。

仕事をしていても、同じ様なことが2度続くと、とたんにやる気がわかない。
自分でも「あまりにも飽きるのが早い」とあきれていたところである。

問題対処の結合テストなども、延々とテストを1日中やり続けるのは(テスト要員には悪いが)、自分にとってはかなりきついことである。こうした時はテストそのものではなく、テストを効率化するためのヒントを探すことを目的とするなど、テスト以外の目的を持たないと、どうしてもモチベーションが上がらないのだ。

つい先日、社内の教育資料を作成している流れで、自分のキャリア・アンカーを再確認する機会があった。
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「知らないほうが良いこと」は世の中にあるのか?

世の中には知りすぎているから決断ができなくなる、という状況がある。

そもそも何も知らない無知な人であれば、決断に迷うこともない。

たとえば、先日行われた情報処理試験でも、しっかりと勉強している人ほど、試験をナメていない。
過去問題には難しいものが含まれていることも、自分の得点圏も知っている。だからこそ、慎重に、かつ確実に合格できるための方策を練るのである。

しかしあまり勉強していない人は、そんなに試験が難しいと思っていない。ちょっと勉強すればなんとかなると思っている人もいる。そういった人は、何度か受験に落ちることで、試験の奥深さを知って行くのであろう。

これに類似することを先日システム開発の現場で感じた。その時の話をしたいと思う。
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